ピザ窯がやってきた



 数年前、日本キャンプ協会主催の「キャンプ場ミーティング」に

  参加したとき、

 とあるキャンプ場で「ピザ釜」を作ってピザ教室を

  開いたところ利用者が急増したと言う話を聞きました。

 指定管理をしているキャンプ場に「ピザ釜」を設置すると

  新しい利用者が増えるのではないかと考え、いろいろなサイトを

  見ていました。 



  
  石は大谷石が保温が良いと聞いたり、 

  耐火煉瓦と耐熱煉瓦があったり、

  アーチの作り方、レンガの割り方・・・・・などなどと。
 
  制作に時間がかからず、制作技術もそんなに必要せず、

  そして見栄えのいいものはないかと・・・・。
  
  ある石屋さんのサイトに目がクリックしました。

 それは岡崎市の大石石材店のピザ釜 

  素材は大谷石 ! 設置は土台を作ってか重ねるだけ !!

 そして見栄えもいい !!!  これに決定。



  次は設置場所。 既存の竈の近く ・・・・

 他の利用者との動線が込み合います。目立つのですがダメ。
 
  単独で設置をすると火の管理、調理場との関係。

  雨天時の対策これもダメ。

  
  

  そうしているととてもよい場所を発見しました。

 ピザ釜を作るために作られていた場所です。

  それは本館のすぐ隣にある今は使えない焼却炉跡地です。

  焼却炉用地ですから火をたくことに関して問題は起きません。

  本館のすく隣ですから管理もしやすく

  電気や水利も近くにあります。

 そして一番いいのは調理場のすぐ下にあることです。
 
  これで雨天時でもピザが焼けます。  
 
  早速運営委員会 の許可を取り岡崎の石屋さんに発注。

  岡崎にも見に行きました。 

  運搬の条件が出てきました。

  荷物を下ろす場所にフォークリフトかクレーンがあることでした。
  






  お天気のいい日に

  野外活動センターにビザ釜の大谷石が届きました。


  何か墓石が届いたみたいで、みんなチョット不思議な顔








  まずは、モルタルつくり  

  もっと腰を入れて。 

  こねて。









  基礎のコンクリートに穴をあけて鉄筋を埋め込みます





  ブロックを積んでいきます。

 水準器でレベルを合わせ合わせ

 





  そして火床の補強材にU字溝を、

 そして補強の鉄筋を中に入れてモルタルをいれます。





  火床になる大谷石をきれいに並べて置いて行きます。






  今度は順番どおりに壁になる大谷石を置いて行きます。


 どれも1本20キロほどあります。

  



 いよいよ釜の上部の組み立てです。

 アーチ型の木枠を作るわけでもなく積み木を並べるように

 置いて行きます。







  釜の口になる石を積んで完成






  今日の作業はここまで。5時間の作業でした。


 お疲れ様  みんなで記念撮影。






  しばらく石を乾燥させて

 今日はいよいよ火入れの日

 古式に法り ? 

 舞錐で火種を作って 

 点火






  初めて石釜の中に火が入ります

 釜の口のきれいな事

 最初は慣らしなのでじわじわと燃やします。

 


  その間に粉をこねます 

 最初には何を焼くのでしょう?

 何を焼くのです? 

 なんを焼きます。 ?? 

 ナンを焼きます。



  いい焼き上がりでナンが焼けました。

 一緒に食パンもやきあがりました。



 焼きたての食パンはモチモチほかほかで

 とてもデリシャスです。




 いよいよピザの登場。

 チョットトッピングが欲張りすぎみたいです。



 ピザを焼き終わっても釜の温度は200度はあります。

 この余熱を利用しないわけには行きません。

 余熱利用ラスク作り。

 フランスパンを薄く切って一度焼いて、

 マーガリンとグラニュー糖を掛けで二度焼き。

 おいしいラスクの出来上がり。  

 サクサク パクパク



 最初は身内が多かったピザ教室も

 月2回の開催になりました。


 お天気のいい日は外で。 



 お天気が良くない時は、2階の調理室で。



 ピザ教室は子ども達にも大人気です。

 食育の講座もひらいたりしています。




 大人が多い時にはピザパーティにして

 献立も変わります。



 その後ビザ釜には雨の日でも濡れずに焼くために

 屋根がつきました。


 そして、灰色の味気ないブロックには

 私がレンガのスタンプで

 いかにもレンガの土台の上の石釜に

 見えるようになりました。



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