今までのファイヤー1



◆キャンプファイヤーを考えるへ◆

:宮崎編




 
青ヶ岳 1 
宮崎県教育委員会の野外活動講習会  1990年の青ケ岳キャンプ場での薪組  薪は丸太ではなく、製材所の端材。  長さや太さが違うので選択に迷う。



  
  こんな形で組んでいく。

  こんな素材での組み方で、参加者は

  役に立つのかと気がかりになる。






  次第に組みあがっていくが・・・

 素材の長さの不揃いが気になる。





  こんな形で組みあがりました。



  ファイヤープレイスの周囲もきれいになった。




  後は 暗くなるのをまつだけ。

 


 
青ヶ岳 2 
  翌、1991年の講習会も 同じ場所で開催された。 今年の薪は。 チョット細めの杉丸太材に変わっていた。



  細い杉丸太と、

  やはり製材所の端材が主になっている。






  ちょっとバランス的には

  上部のティーピーが大きすぎる




  キャンプファイヤーが始まった。

  始まったのは・・・・・・

  火を囲んでの懇親会だったかなぁ・・

  地酒の焼酎は良く酔いが回りました。








   
須木村 
宮崎の山の中の須木村にキャンプ場が出来た。 今回はその出来たばかりのキャンプ場での 野外活動講習会。 キャンプファイヤーのファイヤープレイスは もう作ってあり中央部がチョット小さい。




  いつもの組み方というより。

  昔、組んでいた組み方になってしまった。




  そして、点火も針金を張って・・

  シュルシュルパッ

  昔、良くやっていた点火方法。







  
  営火場に箒できれいに目を入れて・・・

  昔・昔の薪組みの話








:沖縄編




  

渡嘉敷島 

沖縄県渡嘉敷島にある青年の家の  海浜キャンプ場でのキャンプファイヤー。  海の沖から火が届いてそれで、ファイヤー場へ移動 その移動中の一こま



  
  沖縄ですから杉や桧があるわけではなく、

  野外調理に使う薪の大き目の物といった感じです。





  ファイヤー場はキャンプサイトの隅に

  ファイヤープレイスがちっと高めに

  作って有りました。


  サイパン島でキャンプファイヤーした時には

  椰子の木みたいなボコボコの木で

  あまり炎は上がりませんでした。


  韓国でのファイヤーはやはり真っ直ぐな木はなくて

  雑木の薪組みとなりました。




  アフリカのケニアでのファイヤーは木が硬くて

  切断するのに1時間近く掛かってしまいました。
  
  (写真:毎日小学生新聞より)














:熊本編




   

 砥 用 (ともち) 

熊本県の砥用(ともち)キャンプ場でのファイヤーです。    ある団体の野外研修で 薪組みも組替えましたが、・・・  何でも有りの楽しい大人のファイヤーでした。

  薪は杉丸太の細いものです。

 2 3 7 2 4 3 2と

 チョット大目の薪の量です。

 点火のための針金を張っています。





  しかし 仙人?が登場。




 
  そして点火して、退場。 

  そのため針金は事前に外しています。

  上部から静かに燃え出しています。





  エールマスターも実習ということで

  私は出番を減らして、評価指導へとまわりました。

  灯油などを使わなくても良く炎が上がっています。





  そして中盤。

  丸太全体が燃えています。

  チョット薪組み全体が高すぎた気がしますが、

  当時、「予算はありますから大丈夫。」

  といった時代でした。

 ここで明るさがほしい時は、この薪組みの上に

  パラリと細い薪を撒くと熱量がありますから

 瞬間に明るくなり、必要な時間燃えて、

 又熾きに近い状態に戻ります。






:長崎編



 

諫早少年自然の家 

1987年に諫早少年自然の家で行なった  キャンプ協会の講習会のファイヤー。  丸太は杉の間伐材。それは普通。  中に詰める薪は直径30センチ以上ある。  丸太の椅子に使われていたもの。  細く割るのに時間が掛かってしまいました。






  
  杉丸太は少し細め

  前回の燃え残りも入れて

  2 4 4 5 そして 小さく 2 2 と

  小さいティーピー






 どうにか組みあがりました。









  
 点火も無事終わり 楽しい交流の部へ








  火が下へ燃え広がると共に、

  楽しさの輪も広がっていきます。



  

雲仙 青雲荘 

晩秋に長崎県 雲仙にある青雲荘の 駐車場でのキャンプファイヤー実習 学生さんなどがよく泊まっての ファイヤーがあります。 ファイヤープレイスはあるものの汚い。 薪は細く短い間伐材。


  
  ティーピーは作ったものの・・・

 チョット細め高すぎ。




  寒いので  早く早く

  ということで マッチで点火となりました。




 

ヨットハーバー 

2004年長崎の団体から キャンプファイヤーの指導依頼がありました。 場所はヨットハーバー    えっ

  いかにしたが煉瓦といっても

  1時間以上燃やすと何らかの被害が・・・

  そこで隙間を開けるためブロックと波板で

  二段上げてからの薪組みとなりました。


  



  波板も熱で曲がる恐れがあるので

  煉瓦で火床を作ります。
 



  丸太と薪は使い慣れた、今宿野外活動センターから

  搬送しました。

 3 3 4 4 で組みました。





  そして上部にティーピーを作って完成。

  点火は 集団紐錐で起こします。




 2時間後無事終了

  火も完璧に燃え

  火床も波板が少し曲がった程度でした。





  

壱岐 

2005年長崎県の青少年団体300人が壱岐で大会を そのキャンプファイヤーの指導に行きました。 丸太は?・・・・ 一緒に廃屋に行って必要なものをチェーンソウで 切り出してもらいました。 薪は・・・ほとんど雑木の枝





  どこかで見た薪組みとなってしまいました。

  子ども達が続々集まってきます。




  トーチは1本 後ろに見える灯油の入っている

  ビンはトーチ用です。

  廃屋の角材はよく乾燥しているので良く燃えました。








:岐阜編

  
 犬山キャンプ場
岐阜県の犬山キャンプ場で キャンプファイヤーの指導です。 ここの特色は テントがティーピーなのです。 ティーピー上部のお皿のような物は、 雨が入ってくるのを防ぐここ独特の笠です。



  キャンプファイヤーセットを見て、

  灯油は必要ないが丸太と薪の追加を

  少しお願いしました。



 
  チョット低め 

 3 5 4 2 そしてティーピー

  地面は小砂利混じりの硬い物です。

  テントサイトに用意してある丸太の椅子を

  並べました。



 
  生活の場の中でのファイヤーは 

  薪を放射状にしてファイヤープレイスを

  意識させます。

  そして、そこから薪を取ってくべて行きます。





  上部のティーピーから無事燃え広がっています




  だんだん 下へ燃え広がっていきます。

  夏のための講習会なので見ている人は閑散と

  しかし真剣に見ています。





 

:岡山編




  
お得意様招待キャンプ 
1988年、岡山県の山の中で「お得意様招待キャンプ」の  依頼があった。2泊3日のプログラム 当然キャンプファイヤーの指導依頼も来る。 丸太と薪を見る。丸太は古くなった杉の丸太 薪は・・・  チョット大きすぎる割って細かくするのに 時間がかかりそう。



  
  こんな風に組み上げました。









  ファイヤーの周囲に余った木でサークルを作って完成。








  2回目のファイヤーの薪。

  前回に比べると、細い薪が多い。




  ふるい薪だか乾燥している。 

  2 4 4 と組む

  燃えやすいと見たので、隙間にも

  多めに薪を詰める。





  その上に 2本置いて薪を並べていく。

 


 
  すのこ上に4段重ねる。

  そして上にティーピーを





  ティーピーはチョット高め







  余った薪でファイヤーサークルを作って

  エリアを決める。





  3家族単位で出し物。

  上部のティーピーも燃え上がり上部の丸太に

  火が移りかけている。











  

  ファイヤーも中盤。 

  お父さんも張り切っています。









  丸太も良く燃えました。

  楽しい思い出と共にファイヤーも

  終わりに近づいています。









:四国編




 

五色台休暇村 

四国高松市郊外の五色台休暇村でのキャンプファイヤー まきを見て「えっ  これ・・・」 前の団体の燃え残りももらって一緒に燃やします。 中に詰める薪を多めに用意して細かく割りました。



  
  ここまではセオリーどおりなのですが・・・・
 
  下の枕木に火が移るかどうか心配です。









  そこで、枕木自体が厚いので、

  細く割った薪はたてに詰めて、

  空気の流通をよくするために上部は井桁を荒く積みました。








  ティーピーをチョット大きめに。

  枕木に燃えつくまで上部で明かりと熱を




  かっこよくこんなになりました。

  枕木に燃えつくか少し不安です。

  周囲の清掃しているのは郡嶋さんです。






  これで できあがり。

  トーチはここに置きっぱなしです。


 かなり遅くまで燃えていました。 (23時)

 その間、沢山の人工衛星を見たのを覚えています。





 

 面 河 

写真からすると1987年8月 場所は四国の面河の近くの小学校校庭での薪組みです。 校庭なので地面保護用の鉄の下敷きが用意してありました。  この厚さでは・・・ 校庭が炭で黒くならないぐらいの 効果しか考えられませんが。 薪は・・・  さすが四国の山の中です。 用意してあったのは雑木の丸太でした。



  大きさ別に分けて組んで行きます。

  薪の乾燥状況はいいみたいです。







 
  雑木の薪組はここまで。

  今度は中に細かく割った物を詰めていきます。





  こんな感じで出来上がりました。

  余っ薪は 薪組みの周囲に放射状に並べて

  ファイヤープレイスとしての、デコレーションです。

  そうしないとここは、校庭の真中。

 しまりがありません。

  この放射状の薪は、上部が燃えたら、

  薪組みの上に投げ込むのではなく、

 パラパラと撒くと良く燃えました。






  

 松山市野外活動センター 

1994年4月  松山市野外活動センターの雨天営火場での薪組みです。 オッシャレー な雨天営火場です。




  用意された薪は・・

  細めの杉丸太。

 ちっと細すぎかな。

  しかし利用団体にとってはこの位の薪のほうが完燃?

  するのではないでしょうか。

  しかし私にとっては高さがチョット低いので

  組み方を少し変えました。






  
  杉丸太を井桁に組んで、

  中心部は太目の薪を並べてみました。





  むー チョット高いし

  ティーピーが美的ではありませんね。



      松山市の皆さん  すみません。





:大分編



 

 山下湖 湖畔荘 

大分県 山下湖の湖畔荘の 本当に湖畔でのキャンプファイヤー。  またまたま枕木。 


  
  四国五色台での経験で、枕木は直ぐには燃えない。

  燃え出すとブチブチ匂いのある黒煙を上げながら燃える。

 そして長時間燃える。

  そのため枕木以外の燃えるものが沢山必要となる。

  今回は用意してもらった。




  そしてこんな形。

 余った板は子ども達の椅子になった。

  そうここは昼間水鳥の休息地となっていて羽毛やフンが

  沢山散らばっている。

  中央部の穴が点火口




  環境的にはとても良いところです。


  いよいよファイヤーが始まりました。

  私が何かジャンケンの進行をしています。

  点火に灯油などは使っていないものの、

  枕木の油が燃えていて、炎が汚い。


  



  翌年の湖畔荘でのキャンプファイヤー

  去年に懲りてなのか、今年の薪は雑木です。

  場所も大分の山の中ですから、

  商品になりにくい雑木なのでしょう。

 


 
 こんな感じに組みあがりました。




  正面から見るとこんな感じです。

  手前の2本の棒はトーチが置きやすいように支えの棒です。





  だんだん太陽が傾いていきます。

  ここの特色は、「竜神太鼓」と言うものが 

  湖の沖のほうからやって来て太鼓のショーがあることです。







  

 泉水グリーンパーク 

1990年泉水グリーンパークでのキャンプファイヤー コールマンのランタンを3基焚いています。





  点火は3日間がんばってきた班長さんによる

 「紐錐式」の火起こしによる点火です。




  無事に発火。 

  いよいよ点火です。

  火起こしに夜点火のトーチ。

  私はこの大きさにしています。



  トーチが薪組に入った瞬間です。

  まだ燻っています。

  本当に燃え出すの・・・

 といった参加者の不安が会場を静かにさせます。


  



  燃え出しました。

  こんな感じで炎がだんだん大きくなっていきます。



 


 
 大きくなってきました。




 
  薪組み上部が燃え出しました。

  いよいよ俗に言う第2部です。






  この夜のキャンプファイヤーのメインゲストは

  お月様でした。

 子ども達の楽しい笑い声が九重の高原に

  響いていました。






  ◆キャンプファイヤーを考えるへ◆